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世の中にはあって

そして行動でその気持ちを表そうとする

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そして行動でその気持ちを表そうとする


最もキュンとさせられるのは、巨人倍増やはり主人公のバルフィだ。耳が聞こえない、話ができないが故に、彼は表情やしぐさ、そして行動でその気持ちを表そうとする。そのテクニックがとんでもなく秀逸で、ユーモアたっぷり。まるでチャップリンのようなコメディセンスで思わず何度も笑ってしまう。だが一方で、彼が傷ついてしまったシーンは見ていられないほど切ない。そんな彼の悲しみや悔しさを、大切な相手に言葉で伝えられないことが、どれだけ苦しいことなのか気づかされる。

『アメリ』『雨に唄えば』『Mrビーン』などへのオマージュ満載

また本作の魅力は、純愛を描いたストーリー展開だけではない。映画ファンにはたまらない“お楽しみ”も待っている。

今やインド映画の中核を担っているアヌラーグ・バス監督は、本作に『雨に唄えば』などの古き良き時代のハリウッドミュージカルや、『きみに読む物語』、『アメリ』、『Mrビーン』、『黒猫白猫』、『プロジェクトA』、『菊次郎の夏』など、世界各国の名作映画へのオマージュを盛り込んだ。

ちょっぴりアンティークタッチな色づかいやジルミルの衣装などは、『アメリ』の世界観にもよく似ている。きっと、インド映画ってなじみがなくて……という方もとっつきやすいはず。
またバルフィを演じた、インドの若手トップスターのひとり、ランビール・カプールの芝居にチャップリンやバスター・キートンを重ねる方もいるだろう。

■さいごに

とにかく、バルフィを愛するふたりの女性が超絶美しい。何時間見ていてもうっとり……(あ、ちなみに筆者は女です!)で、全然見飽きない。セレブ美女シュルティ役にはイリヤーナー・デクルーズ。本作でボリウッドデビューを果たすと批評家から絶賛され、フィルムフェア賞にて最優秀新人女優賞、最優秀助演女優賞など、数多くの賞を受賞した。

そして自閉症の少女、ジルミルを演じたのはプリヤンカー・チョープラー。スクリーンでは、12、3歳の女の子に見えるのに、実は82年生まれ(驚がく)! しかも、2000年、ミス・インドに選ばれ、世界大会へ出場。見事、ミス・ワールド2000の栄冠を射止め、一躍有名人となったインドの宝石。それでいて、巨人倍増まったくそんな雰囲気を感じさせず、自閉症の少女を演じきった彼女の芝居は必見。
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